オレは独占欲強いねん
君とのカンケイ
「あー、夏はやっぱ花火だねぇ!」
「そうだねっ!」
ワイワイ
ガヤガヤ(何
私たち3年はほとんどの人がこの場所に来てます。
・・・ってか1、2年もだけど。
毎年ある花火大会。
いや、氷帝の範囲内(権力の)町内のお祭りなんだけどね。
何かこれが恒例なんだって〜。
「今日も人多いなーっ。」
人ごみ嫌いだなぁー。
「っ!」
「おっ、久しぶりだねくん。」
おやおや他にも懐かしの友の顔が・・・。
実は1、2年のクラスメイトとはあんま今は話さなくなっちゃったからねぇー。
久しぶりに会うっていうのもまたいいね。
「どぉっ、元気でやってる?」
「(同じ学校だろ)ま、まあな。」
ザワザワ
ん?
妙にさわがしいな。
「ったく邪魔だな。オレ様が通るんだ、道くらい開けろ。
・・・フッ。待たせたな。」
「うううん。」
あー。
私の敵が来ちゃったよ(え
ちゃんの彼氏なんて絶対許せない!!!
「相変わらずだねちゃんよ。」
「別にいいじゃない。ラブラブなんだから。」
「(し、死語・・・?)いやぁ、でもー、私的にはナルシストがちゃんにうつってほしくないなぁー。」
「おいてめぇ、いい度胸じゃねぇか。」
確かコイツは・・・。
の親友の・・・・・・。
「か?」
「あー。名前知られてた。」
ショックだよもう(え
こういう人とかかわるのだけは避けようと思ってたのにな。
こいつだけはマジ苦手。
「ところで。」
「ん?何?くん?」
改まっちゃってさ。
結構くんとは仲がいい。
しっかしこれでもモテるんだってさ。
周りの女ども、今キャアキャア言ってる。
・・・たぶん跡部とくんが一緒にいるから?
「って彼氏いるの?」
「ブフッ。」
な・・・。今何と・・。
か、彼氏!?
いきなりでびっくりしたぁ・・・。
「(ブフッて・・・。)いるの?」
「へ?えっとぉ・・・。その・・・。
いるような・・・。いないような・・・。」
「っ!」
ん?
今誰か私を呼んだような・・・。
「やっと見つけたでぇ!まったくどこに・・・ってどわっ。」
な、なんや?
「ハイハイ、忍足侑士って人は下がっててねー。」
「な、何すんねんっ!」
に押されとる。
いや、押し倒されてるんならええんやけど・・・。
ただ普通に押されとる。
「もうっ。侑士はどっかいってて!」
「なっ・・・。」
なぁ・・・。神様・・・。
オレ、今ふられたん?
「さっ!えっとぉ何の話・・・だっ・・・け・・・。」
「ー(超低音」
なんでやねん。
悲しいというより怒りがあんねんけど。
「オイ、っ!オレが来たら何で追い返すねん。
何でや?オレに失礼違うんか?
例え知らん人でもやっ。仮にもオレは彼氏なんやで?
どういうことやねん、っ!」
あー、一気に言ったらスッキリしたわ。
ん?
「じゃ、じゃあ言わせて貰いますけどねぇ!
いっつもこういう状況になって抱きついてくるのは侑士でしょ!
ハッキリ言って恥ずかしいの!
公共の場で・・・。信じらんないっ・・・。」
「ええやん別に彼氏やから。」
「、忍足が彼氏なの?」
「そうや、その話もあった。
何で?何ですぐ彼氏は『忍足侑士』って言わまかったんや?」
「何で聞いてるんのよ・・・。」
「いいから答えろ。」
「うっ・・・。そ、それは・・・。」
「あーん?いちいちうるせぇんだよ。ケンカならよそでやれ。」
「「五月蠅いわナルシスト。」」
「なっ・・・。」
あー、可哀想景吾(by☆
思いっきりとばっちりじゃない。
「せやな、ちっと来い。」
「ヤダッ。っておい!」
オーイ。
オーイ。やったね山びこが返ってきたよ(何
う、腕つかまれたぁ・・・。
やっぱテニスしてる人の腕は違うな〜。
「ここでええやろ。」
ここは?
でもだれもここ通らないな・・・。
「っ。」
「ハヒ!」
「愛してるで。」
「えっ。」
チュ。
「!!!」
「ほら、見てみぃ。花火、キレイやでぇー。」
お、怒ってない!?
「侑士・・・。」
「ほら。あー。見えへんのかいな。じゃあおんぶしてやるわ。」
「えっ!」
「遠慮はいらへんで?」
「うん・・・。」
ホントに・・・。その花火はキレイだった。
END
「あ、ついでやけど、その浴衣も可愛ええで?」
「何でついでなのよぉー!」