、降りるで。」


「うん・・・・・・。」





そう、今が一番幸せ。
















Don't cry















結局、を俺ン家に呼んだ。



もう、ホンマ幸せ。

拒否された時はむっちゃショックやったけど、あれや、終わりよければ全てよしや。

が俺ンこと愛してくれとることよう分かったしな。



二度とあんな間違いせんようにちゃんと愛の再確認せんといかんかな。





「侑士・・・、鍵、開けないの?」


「んー、、合鍵もっとったやろ?開けて?」


「なっ!侑士の家でしょ!」


に開けて欲しいんや。」





やってその方が恋人(っちゅうか新婚?)っぽいやん。



「もー。」といいながらも鞄の中から合鍵を取り出す

あー、が俺ン家の鍵持っとるだけでそそる。

まぁ、持たせたんは俺やけどな(いつでも入って来られるようにや)



カチャッ。と鍵を開ける





「ちょ、侑士、後ろから抱きつかれると開けずらい。」


「頑張れー。」


「もう、他人事なんだから・・・。」





ギュッと抱きしめるとふんわりと匂ってくるの甘い香り。

くらくらする。なんでこんなに愛しいんやろ。

考えても考えても答えは1つしかない。





俺がに溺れとるんや。





「お邪魔しまーす・・・。」


、違うやろ?」


「ん・・・でも一応人の家だし・・・。」


ン家やん。」





俺1人暮らしやし、もよう泊まってくしええやん。の家でも。

その方が俺は嬉しい(やってほんま新婚みたいなんやもん)





「た、ただいまー。」


「ん、お帰り。」






ただ、それだけ言って欲しかった。

俺もただいまやのにお帰りて言うた。

幸せや。さっきまでとは大違い。

にこういうの徹底せなな、恥ずかしがりややから絶対やってくれへん。



まぁ俺がしてほしいだけなんやけどな・・・。





「お腹空いたね。なんか食べようか?」


食う。」


「いや、私は食べられないのですが。」





どうせやったら食いたい。



ソファに座り、を抱きしめる。

あぁ、こんまま押し倒してもええかな。怒るかな。





「侑士・・・ずっとこうしてるの?」


「何かしたいん?」


「いや・・・・・・私もこうしていたい。」


「ならええやん。」





口ではそう言っとる。せやけどむっちゃ我慢しとる。

我慢しきれなくて口元が歪む。


・・・情けないな。





「そういうわりには口、にやけてるよ?」


がそないなこと言うからや。」





なんや、バレとったんかい。



「私変なこと言ってないよ。」と言いつつ顔真っ赤にしながら俺の胸に顔をうずめてきよる。

・・・・・・なんやろ?





「どないしたん?」


「だ、抱き返しても・・・いいですか・・・///。」





アカン。せやから俺は不意打ちに弱い言うたやろ・・・。

、絶対狙っとる。



返事する前に押し倒そうとの方に体重かけた時。





プルルルル。





「侑士・・・電話、鳴ってるよ?」


「(めっちゃタイミング悪いわ)んー、でて?」


「なっ!だ、だって、侑士の家にかかってきたんだよ?」


「ええやん。せやから俺の家はの家でもある言うたやろ。」


「(も、強引だな・・・)し、知らないからね!」





知らなくてええよ。

俺の言うとおりに動いたらええんや。

その行動ひとつひとつ、俺のために動いとるんやったらそれでええ。

は俺ンことだけ聞いて見て理解しとればええんよ?



そないなこと考えとったら可愛いらしい声で最悪な言葉が耳に入ってきた。





「あ、跡部!?ちょ、貸せ!」


「ゆ、侑士?何か部活のことだって・・・。」


「ん、ありがとな。」





何でよりによって跡部やねん。

最悪や。

の愛しい声聞かれてしもたやんか。





「何や、跡部。」


「よう、忍足。俺様の時との時の声、違うじゃねぇか?」


「なっ・・・!聞いとったんか・・・・・・。」





内容は明日の部活についてやった。

そんなんメールでもええやん。

それ言うたら「面倒くさかったんだよ。それにお前がとちゃんとやってるか気になったからな。」なんて嘘らしいこと言いよった。

っちゅうか明日休みやん?部活あるん?



・・・・・・最悪や。(跡部、お前俺の邪魔したいんやろ)





「侑士、跡部くん何て言ってたの?」


「あんな、アイツのことなんて忘れてええで。」


「(な、何をまた分からないことを)で、何だったの?」


「んー・・・、明日部活あるんやって。」





サボろかな。

が「ヤダ侑士・・・、行かないで?」って言うたら絶対行ってやらん。





「分かった。頑張ってね、侑士。」


「(・・・・・・応援してくれるんは嬉しいんやけど・・・)ほな、家で待っとってくれる?」


「え・・・、んー・・・、分かった・・・。」


「ほんま、ええ子。」





頭なでなでしとったら頬に触れたくなった。



ふにふにやん。




「ひゃっ、侑士の手冷たい・・・。」


「やったらで暖めて?」





引っ張ったり優しく撫でたりする。

ずっとやっとったらもオレの頬を触りだした。



せやから、不意打ちやって。(弱い言うたやんか)





の手は暖かいな。」


「そう?侑士の手が冷たすぎるんじゃないの?」


「そうやろか。」





ゆっくり時間がすぎていくように感じた。

幸せ。こういう時をいうんやろな。



頬触っとったら唇に触りたくなった。

ゆっくり指を移動しての唇をなぞる。

びくっとが反応する。

も俺にやってほしいなー。なんて淡い期待持っとったら。



もやってくれた。俺に。

同じように唇に触れて。なぞらずにすぐ手離しよったけど。(何でなぞらないねん)





「ちょ、侑士・・・んぐっ・・・。」


「もうちょっと我慢してな。」





言うたやろ、俺はトラかライオンて。

は小動物やからな。壊しそうなんや。


なぞっとった指をの口に入れた。





・・・好きやで。」


「んふっ・・・。」


「キス・・・してもええ?」





俺の目見てこくんと頷く。





「おおきに。」


「私も・・・好き・・・だよ?」


「知っとるよ。」





正面向いての頭と腰に手を回した。

も俺の背中に手回して抱き返す。



触れるだけのキス。





、まだ慣れないん?」


「も、ちょっと・・・。」


「ダメや。俺が待たれへん。」





今度は深いキス。

舌をからめあっての熱を感じる。





「絶対離したらんからな。」


「離れないよ。どんなことがあっても。」
















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ほんわかしたのが書きたかった。