「・・・。」
「・・・・・・。」
Dream
「に、仁王くん・・・。」
「な、何じゃ?」
「その・・・。す・・・、好きですッ///。」
「ッ!!!オ、オレも好きだ・・・・。のこと、本気で好いとる。」
「そこで時計が鳴ったんじゃ。おしいことした。」
「仁王先輩、さっきかっら同じことばっかり言ってるッスよ。」
「シーッ。いいから話合わせとけ。」
本当に夢じゃったんか・・・?
でもまぁなんにせよ、それだけオレがのこと好いとるっていうことぜよ。
あ゛ー、正夢になってほしいのー。
「・・・・・・、みたいな夢見た。」
「それはそれは。」
昨日、仁王くんに告白した夢見た。
結構ありえない(え
っていうか何でそんな夢見るのよー!!!
・・・・・・そんなに仁王くんのこと好きだったかな?
「しかも返事がOKだったし。」
「そのことを仁王くんには話さないのですか?」
「んー、だってさ、柳生。そんな恥ずかしいコトできないよ。私には。
なんかホントの告白みたいになっちゃうじゃない?」
「いえ、仁王くんは喜ぶと思うのですが。」
「えー。そうかな?」
きっと喜ぶでしょう。ええ。
仁王くんも同じ夢を見ているのですから。
朝から何回も自慢されています。
はっきりいって迷惑なのですが・・・(言っちゃった
いえ、そんなこと仁王くんには言えません。
言えたら試合中に入れ替わったりなどしていません。
しかしこんな偶然があるとわ。
「と、とにかく話すべきです。」
「そ、そう?」
「ええ!(じゃないと私の寿命が短くなります)」
「そこまでオススメされるなら・・・。」
別に仁王くんのこと嫌いじゃないし。
・・・・・・っていうかどっちかっていうと好きかな?
* * *
「なんじゃ、か?」
「あ、仁王くん・・・。」
会ってしまったか。
屋上に行ったらがいた。
今は会いとうなかったんじゃけど・・・。
いろいろ想像してしまうから。
いや、会わんでも想像しとるんじゃけど。
付き合ったらどんなことしようかとか(危険
じゃけど夢じゃったんか今もよう分からん。
本当は現実・・・。なんてな。
それだったらええんじゃけど。
「隣ええ?」
「あ、うん。」
「がサボリか?めずらしいな。」
「うーん、今日は外が気持ちよさそうだから。」
「そうか。」
「うん。」
あー、押し倒したい。
いきなりやったらどんな反応するんじゃろ。
まぁ、驚くじゃろな。
「なぁ、オレ昨日夢見たんよ。」
「あ、私も見たよ。」
「幸せな夢じゃった。」
「そ、そう?どんな夢?」
「んー、オレの好きな奴に告白される夢。」
「ッ!!!ふ、ふ〜ん。それは良かったね。」
え・・・。
仁王くんって好きな人いたんだ・・・。
そりゃそうだよねー。
あんなにモテるんだもん。
彼女さんだっているよね。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
か、会話が続かんッ!!!
ど、どうしよう・・・。
詳しく夢の内容を聞こうかな。
でも・・・。そしたら落ち込むのは自分だと思う。
何でか分かんないけど。
「なぁ、も夢見たんじゃろ?どんな夢見たんじゃ?」
「えー、あー、まぁ、なんだ。」
どんな夢じゃろ。
まさか、他の奴に告白する夢・・・。
なんてことはないよな。
とりあえずそうだったらソイツに一回お花畑を見せてやらんと(え
「きょ、今日は良いお天気ですなー。」
「誰が出てきたん?」
「こんな日は寝たいなー。」
「。」
「寝ようかな・・・。おやすみ仁王くん。」
「。」
「ハイ。スミマセン。冗談です。」
そんなに言いたくないんか?
余計気になる。
「どんな夢じゃったん?」
「あ、忘れちゃった。」
「覚えとるんじゃろ?」
「うぅ・・・。」
「言わんとどうなるか分かるな?」
「ハイ。言います。言わせてください。」
こ、この人に逆らっちゃいけない・・・。
この前幸村くんに
「仁王・・・。俺がいない間の術の管理を頼むよ。」
「ああ。任せときんしゃい。」
っていう会話聞いたもん。
っていうか何の術だよ・・・。
「えっとぉ・・・。あ、ある人に告白する夢・・・///。」
「ほぅ。誰じゃ?」
「う・・・。」
「に、に、に・・・に・・・。」
「に?」
「に、仁王くん・・・///。」
・・・・・・ん?
仁王・・・?
「オレか?」
「う、うん・・・///。」
お、同じ夢見たんか・・・?
「じゃ、じゃぁ・・・。同じ夢見たのか・・・?」
「そ、そうなの!?仁王くんも?」
「ああ。に告白される夢見た。」
「うわぁ・・・。」
こんな偶然があるんだ・・・。
っていうか何で・・・。
すごい嬉しい。
あぁ。情けないのぅ。
胸が熱い。
これは・・・。期待してええんじゃろか?
「・・・。」
「う・・・ん?」
「好きか?オレのこと。」
「うぇ!?な、何で?」
「そこまで思っとるからそんな夢見たんじゃろ?」
「そ、それは仁王くんも同じで・・・。あ。」
「言ったな。」
そこまで言われると期待する。
「す、好きかも・・・。」
「っ!!!」
い、いきなりか?
不意打ちだ・・・。
「熱あるんじゃろか?」
「ひ、酷い!」
「いや、はなかなかハッキリ言ってくれないからな。」
「仁王くん・・・は?」
オレか?
オレは好きに決まってるじゃろ。
これも愛の力やのぅ・・・。
「、夢の通りに告白してみんしゃい。」
「えー。でもいいかも。」
「じゃぁ。」
「に、仁王くん・・・。」
END