この場所は・・・。永遠に変わらないから。
永遠
「寒いっ・・・。」
さすがに12月だからね・・・。
世の中はもうクリスマス気分。
イルミネーションがとってもキレイ。
これからあわただしくなるんだよね:・・・。
クリスマス終わったらお正月だし。
・・・あっ年賀状まだ書いてない・・・。
「先輩?」
「どうわっ!」
び、びっくりしたぁ・・・。
「なんだ。リョーマか。」
「なんだ、じゃないっスよ。何してるんスか?」
「うーん。気晴らし?」
「(???)」
ほら・・・。なんかスッキリしないからさ。ね?(オイ
「リョーマは何やってんの?」
「オレは練習の帰りっス。」
そうかそうか。
リョーマは努力家だもんね。
えらいえらい。
「頭なでてあげよう。」
「なっ///。何なんスか・・・。」
そんなに嫌がらなくても・・・。
お姉さん悲しいよ。
「もうすぐクリスマスだね・・・。」
「そうっスね。」
「なんか態度冷たくない?」
「そうっスか?」
ひ、ひどいよリョーマ・・・(泣
「あぁー。今年も終わりかーっ。」
「まだまだあるっスよ。」
「細かいことは気にしない(笑」
先輩と会えて正直ラッキーだと思った。
なんか嬉しい。
しかも1人。
いつもは嫌な先輩がいて邪魔だからね。
ギュッ。
「リョ、リョーマ?」
「寒いんだろ。」
だ、だからって・・・///。
「抱きつかなくても良いよ?」
「・・・・・・。」
「大丈夫・・・だよ・・・?」
「いいから。」
先輩は黙ってオレの言うこと聞いてればいいの。
いつもだったら先輩に先こされてたり邪魔されたりしてるけど今日はいない。
・・・オレってラッキー・・・なんつって。(オレンジの人の真似
「先輩。」
「ん?何?」
「寒いっス。」
「今度はリョーマかい。」
そこで抱きしめてくれないんだ。
普通は抱きしめるだろ。
鈍いなぁー。先輩は。
「どっか入ろっか。」
「ハイ。」
私とリョーマはいい感じの店に入った。
こういうシャレた雰囲気の店好きなんだよねー。
「あ、すみません。コーヒーください。」
「オレも。」
「フフ。リョーマ、コーヒー飲めるの?」
「っ///。飲めるっスよ。」
ってか少しは動揺しようよ。
全然さっきの気にしてない様子。
ホント鈍いっスね。
それにしても完全に先輩オレのこと子供扱いしてる。
・・・オレ、結構本気なんだけど。
「先輩。」
「んー、何?」
「オレ子供じゃないっスよ。」
「えっ、いきなり何?」
「いい加減オレのこと『一人の男』として見てください。」
「どうしちゃったわけ?」
そ、そんな怒らなくても・・・。
と、とりあえずコーヒーでも飲んで落ち着こう。
ガタッ。
「んっんー!?」
「それもこれも全部先輩が悪いんス。」
「リョ、リョーマ///。」
先輩の口の中のコーヒーを飲んだ。
つまりキスしたってこと。
苦いけど・・・。少し甘いかも。
「リョ、リョーマ。み、見られてるからっ。」
「関係ないっス。」
ここまで来てまだ周り気にしてんスか。
「は・・・。オレだけ見てればいいんだよ。」
「っ///。」
「絶対幸せにするから。」
席に座り自分のコーヒーを飲む。
やっぱり苦い。
はうつむいて顔を赤くしてる。
「リョ、リョーマ・・・。」
「何?」
「・・・。店出ない?」
「ヤダ。」
「っ!!!」
そんなに驚かなくても。
「が返事くれたらいいよ。」
「・・・え?」
「『1人の男』として見てくれるの?」
「・・・・・・。」
何でそこで悩むの?
即答だろ。
「またキスするよ?」
「まったまった;」
「。」
「・・・だよ。」
「???」
「前からそう見てるよーだっ!」
「ちょ、待って。」
逃げないで。
それならそれでいいんだ。
「好きだよ。」
END