人は皆平等である。
不公平
「この大空に翼を広げ〜♪」
「部活中やで。」
「とんで行きたいよ〜。」
「無視かいな。」
私は今、この気持ちを素直に歌っているだけだ。
邪魔するなこのエロ伊達関西人(酷いわ・・・
「お前もアホやな。」
「お前がな。」
ひどいわちゃん。
さすがにそこまでハッキリ言われると落ちこむわ。
「私はだな忍足。もう嫌なのだよ。
このくそ面倒くさい男テニマネをやらされるのは。
労働力ならそこらへんにいる女に頼んだら喜んで引き受けてくれるとちゃうんか?」
「(びくっ!)そ・・・、そない言うなや。」
まったく、誰が私なんかをマネにしたんだか。
「いいか。私は素直に解放されて家出ゴロゴロしたかったんだよ!
だから帰宅部だったんだよ(過去形)わかるか?え?」
「ハイハイ。仕事しろや。」
「
何か言ったかな忍足くん。」
「
スミマセンデシタ。」
ふん。わかればいいのさ。バカめ。
「よし!決めた!私は辞める」
「よかたわ。はよ歌うのやめ
「いや、このマネを。」」
・・・・・・
なんやこの沈黙は。
居心地わるっ。
しゃべりたいねんけど・・・。後ろから殺気が・・・。
誰やろ。この殺気発してるの。
前にはなんか知らへんけどグダグダいっとる奴がおるし。
となると・・・。
まぁ、今喋ったら確実に殺されるな。
・・・・・・
アカンッ!
いややわこの雰囲気。
関西人は喋りたいねんっ!!!
ちゃんは・・・・。
って・・・。
口・・・。
やばい、ツボやわ!
笑ってまう!
口が・・・パクパクって・・・。
「ブフッ!アハハハハッ!なんやその顔わ!
バカかいな
「だまれエロ!」」
エロは・・・。酷いわちゃん(本日2回目
待てよ。
何で口パクパクしとったんや?
あんななんや怖そうなもん見たような・・・。
ハッ・・・!!!
「オイ・・・。忍足・・・。」
「なっ・・・なんや跡部。」
MAXに怖いんやけど・・・。
「何やってんだ・・・?」
「いや、生きて・・・。」
「もう一回聞いてやる何やってんだ?」
「何って・・・、休憩・・・。」
「戻れっ!」
「「ハヒッ!」」
っていうか何でちゃんまで返事しとんねん。
まあ・・・。がんばってくれ。
「・・・。」
「ハッハヒッ!」
何か怖い・・・。
異様なオーラが出てるよぅ(泣
そっ・・・そうだ!
私は自由になるのだ!!!
あの鳥のように自由に飛んでいくんだ!!!
「跡部部長!辞表です。」
「あ?」
「ではっ・・・、サラバ!」
「オイ、待てよ。」
ガシッ
。
不運にもつかまってしまいました
すみません・・・。隊長!
「逃げられると思ったか。」
「ハイ(あっさり」
にっ、にらんでるよ〜(泣
無言で睨むのはやめて。
「跡部さーん?」
「・・・・・・。」
「うわ、寝ちゃったよ。」
「・・・。お前をマネにさせてやったのは誰だ?」
「貴様です。」
そう、今思い出した。
このむさくるしい男子テニス部のマネにつれてこまれた(表現が違う)、その連れてきた張本人が・・・。
こやつなのです。
「アン?結婚届け?照れるじゃねぇか。」
「ハ?結婚届け?そんな・・・って・・・。」
何で?何で?
『辞表届け』が何で『結婚届け』になってるの?
「ちっちがう!そんなものは・・・。
私は辞表届けを・・・・・。」
「ア〜ン?これを見ろよ。」
確かに・・・ってオイ!!!
「と、とにかくそれは私のではありません。
またどっかの女どものでしょ?ちっ、じゃあ、また書くか。」
「何言ってるんだ?『☆』って書いてあるぞ?」
「いやいやいや、あきらかに今お前が書いただろ。」
フザケンナ。
っていうか何で毎度毎度こんな展開になるんだよ〜ッ。
「フッ、可愛い奴だな。
そういう必死なところも好きだゼ、。」
「いや、この誤解を解くことに必死なんですが。」
「フッ、オラいくぞ。」
「えっと、おわっ!」
えっ・・・待って〜(泣
「ど・・・どこ」
「フン、式場に決まってんだろ。」
「うぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
この後言うまでもなく部活の最後に部長とマネージャーがいなかったとさ。
「(ああ、ちゃん。跡部になんかされてしもたな。あー可哀想。(棒読み」
END