好きな奴からまだ貰ってねぇ。
・・・・・・、いつまで待たせる気だ?
Chocolate
「ふぁ・・・。」
「何や、眠そうやんなぁ。」
「だって眠いもん。」
「(あっさりと・・・)話広げてくれてもええやん。」
五月蠅いな。
今私は眠いんだ。
寝させろ(無茶な
「なぁ。オレにはくれるやろ?」
「あ゛?何を?」
「チョ・コ・v」
「キモイ。」
「(キモイて・・・)」
かなりショックやわ。
そりゃ良かった(酷
「2月14日はバレンタインやろ?オレの欲しいわー。」
「ああもうそんな時期か・・・。」
すっかり忘れていた。
っていうか2月14日は鳳くんの誕生日だろ?
・・・・・・何あげよう(そっちか
だいたいチョコとかあげる人いないし。
「なぁ、くれへんの?」
「めんどい。別に忍足のこと好きじゃないし。」
「(なっ・・・)ええやん。なあ、〜。」
「っだぁー!くっつくな触るな耳元で喋るなっ!」
「はこれ弱いねんなぁ〜。なぁ、くれるやろ?」
「分かった分かった。」
「言うたな!絶対やで!」
「ハイハイ。じゃ、消えてくれ。」
何故か向日くんのように跳んでいる忍足侑士15歳を残して席を立った。
ちぇっ。チョコとか作るのめんどくさいし。
・・・・・・買おうかな(え
ドンッ。
「おっと。」
廊下をそんな下らない(んなことないで)ことを考えながら歩いていたら前方から歩いてきた人にぶつかった。
忍足ー。(オレかいな
「ごめんなさい。・・・って跡部か。」
「アーン?オレ様だと謝んねぇのかよ。」
「うん。」
だって知り合いだし。
っていうか相変わらずカッコイイな。
いや、その性格以外はいいんだけどね。
「じゃ。」
「待てよ。」
「ちょっ・・・離せっ・・・。」
いきなり腕を掴まれて引き寄せられた。
ギャー。お姉さん方のリンチくらうからやめてー。
「オイ。」
「何さ。」
「オレ様にぶつかっておいてただで済むと思ってんじゃねぇよ。」
「いいじゃないか。そこらへんは私と跡部の仲さ!」
「フン。・・・・・・・くれよ。」
「はぁ?」
「じゃぁな。」
「えっちょっまっ・・・。」
頬にキス!?
絶対明日生きてない。
もう皆見てるし。
でも「くれよ。」って・・・。
何を?
主語を言って話してくれ!
* * *
「忍足〜。」
「遅いわ〜。」
「嫌、近づけなかったし・・・。」
朝からこの日は女子が五月蠅い。
だってバレンタインデーだもんね。
まぁ、うちには関係ないけど・・・。
勿論、忍足の周りには女子がわんさか。
モテるもんねー。カッコイイもんねー(棒読み
「ハイ。約束だもんね。ハッピーバレンタイン。」
「もいちょっと感情を込めて言いや。ありがとさん。えらいなは〜。」
「っとても嫌だけど約束だから。あ、ちなみに義理だから。」
「義理て、は照れ屋さんやな〜。そんなとこも可愛ええで。」
やってあの約束覚えててくれたんやで?
これは脈ありやろ(ニヤリ
「ところでさぁ・・・。」
「ん?何や?お返しが欲しいんか?
ホワイトデーにたっぷり返したるからな。」
「違くてさ・・・。跡部どこにいるか知らない?」
「・・・・・・ハァ?」
跡部?
跡部てあのテニス部の部長の跡部か?
あのナルシストでオレ様何様跡部様な跡部か?
一番酔ってるのは自分な跡部か?(しつこい
「ハァ?何でや?」
「そりゃ、その・・・。チョコ渡したいから?」
「なっ・・・。て・・・跡部が好きなんか?」
「えっ!ち、違うよ!その・・・、頼まれたから?」
「誰にだ?」
「「うわっ!噂をすれば!」」
び、ビックリしたぁ・・・。
ほ、本人が後ろにいるよ・・・。
「何や跡部、が好きやったん?」
「あ?何の話だ?」
「わわっ!いいの!いいの!な、何しに来たの?跡部くん?」
「お前からまだチョコを貰ってねぇからな。」
うんわやっぱり跡部の奴やっぱり頼んでるやん。
最悪や・・・。
「、行くぞ。」
「ちょ、ど、どこに行くの!?」
「はぁ・・・。頑張りや。」
「え、どうゆう・・・。」
「いいから来い。」
さすがのオレでも跡部には勝たれへんからな。
「ちょ、ど、な、何?」
「くれよ。」
何か中庭に連れられてきた。
っていうか授業始まっちゃったじゃんか・・・。
「な、何を?」
「フン。ごまかせねぇぜ。さっき忍足と話してただろ。それに前にも言った。」
「あ、あれやっぱり・・・。じゃぁ・・・ハイ。ハッピーバレンタイン。」
「ああ。」
うんわ2人きりってなんか緊張する・・・。
跡部は忍足より人気あるしなー。
「なぁ。」
「ん?」
「忍足にもあげたのか?」
「うん。頼まれたし。」
「お前は頼まれたら誰にでもあげるのか?」
「いや、忍足とは友達だし。」
何を聞くのだろう。
ついに頭がいかれたか(オイ
「チッ、オレにだけ渡せばいいものを・・・。」
「ん?」
「いや・・・・・・・。」
「といいながら抱きしめるのはどうかと思うよ。」
ギャー。
そ、そんなに近づかないでよ・・・。
これでも乙女なんだから。
ドキドキするじゃん。
「・・・。頼むからオレだけ見てくれ。」
「え・・・?」
「お前と忍足が話してるの見るとムカツク。」
「・・・・・・。」
「お前はオレだけを見てればいいんだよ。」
「うっ・・・///。」
「お前分かってないだろ?オレがこんなことしてるの。」
信じられない。
分かってるよ。そんなこと。
うわ、顔赤くてあげられない・・・。
「好きだ。」
「オレだけを見ていろ。」
「もうっ!いいからチョコ食べてよ!」
『love keigo』
「っ・・・///。」
「好きだよ。私も・・・///。」
「ああ。好きだ。好きすぎてどうにかなっちまってる。
もう他の男と話すな。見るな。オレだけを見ていろ。」
「うん。」
* * *
「、オレと同じクラスになれ。」
「んな無茶なこと言うなや。なあ。」
「しゃべるな忍足!」
「まぁまぁ・・・。」
END
アンケート結果により跡部になりましたー!!!
ご協力有難うございました。
貰ってくださる方は一言報告等していただければ跳んで喜びますv